日馬富士“暴行騒動”も追い風? 40度目優勝の白鵬「東京五輪まで横綱」の現実味

 26日、大相撲九州場所は、横綱・白鵬の40度目の優勝で幕を下ろした。

 一方で、収まる気配がまったくない日馬富士の暴行騒動は、被害者であるはずの貴ノ岩や師匠の貴乃花親方にまで批判の声が寄せられる事態に発展。まさに泥沼の様相を呈している。

 そんな中、無人の野を行くがごとく、圧倒的な強さを見せた白鵬。一時期は衰えも指摘されたものの、再び白鵬時代が訪れそうだ。

 振り返れば、初場所で稀勢の里が優勝し、日本中が歓喜に沸いた2017年の相撲界。これにより、実に19年ぶりとなる日本出身の横綱が誕生すると、稀勢の里は横綱昇進後初の場所となる3月場所でも優勝し、一躍、稀勢の里ブーム、相撲ブームが訪れた。しかしその後、4横綱がそろうことはなく、9月場所に至っては日馬富士以外の3横綱がそろって休場。あっという間に相撲ブームの火は消えそうだ。週刊誌のスポーツ担当記者が語る。

「稀勢の里の横綱昇進で、若貴ブームに沸いた1990年代以来の大フィーバーとなった相撲界ですが、今回のブームは短い間で終わることになりそうです。まず、暴行騒動の日馬富士は、もう土俵に戻るのは無理でしょう。万が一、土俵に戻ろうものなら、激しいやじやブーイングが飛び交い、相撲になりませんよ。また、4場所連続休場中の鶴竜については、師匠の井筒親方から『次、ダメなら』と、引導を渡すセリフが出ています。初場所に出て、なおかつ結果を残さなければ引退です。さらに稀勢の里ですが、こちらは無理して出場しては金星を配給し、途中休場に追い込まれるという繰り返しです。3~4場所全休してケガを完全に治すのがベストですが、31歳という年齢を考えると、半年休んだ後に横綱の務めを果たせる可能性は薄い。となると、そう遠くないうちに、再び白鵬の一人横綱時代に逆戻りするということです」

 白鵬は稀勢の里より1つ年上の32歳だが、九州場所の取り口を見れば、その力はまだまだ盤石。このままなら、彼の壮大な夢がかなうかもしれない。

「白鵬の父は、レスリングのモンゴル代表として東京五輪に出場し、メキシコ五輪では母国初のメダル(銀メダル)を獲得したモンゴルの大英雄です。そんな父と東京五輪との縁から、白鵬はかねてより、2020年の東京五輪で横綱として土俵入りしたいと公言しています。開催が決定した13年の時点で、白鵬が『東京五輪まで……』とコメントした時は、誰もが『そんな先まで……』と、一笑に付しました。おそらく本人も半ば冗談のつもりだったのでしょう。しかし五輪まで残り3年となった今、御嶽海、照ノ富士、高安ら大関陣やその下を見ても、白鵬を脅かすような力士は見当たりません。最多優勝記録や通算勝利数で1位になった後は、モチベーションの低下が感じられることもありましたが、九州場所を見ると、そういった迷いも消えたようです。東京五輪まで横綱を張れるようなら、モンゴル籍のまま一代年寄になるという“もう1つの夢”もかなうかもしれませんしね」(同)

 モンゴル勢の不祥事も、白鵬にとっては追い風になるのかもしれない。


Source: 日刊サイゾー

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